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いじめゼロ子どもサミット

印刷用ページを表示する更新日:2022年3月31日更新 <外部リンク>

サミットの目的

 いじめは、児童生徒の心身の健全な発達に重大な影響を及ぼす深刻な問題です。小山市においては、このような問題を未然に防ぐとともに「いじめ撲滅」をめざすため、以下の目的で子どもの主体的な活動による「いじめゼロ子どもサミット」を開催いたします。

子どもたち自ら「いじめ」をなくす機運を高める

 子どもたち一人一人が、主体的かつ自由な話し合いを通し、いじめについて自分自身の問題として真剣に考え、子どもたち自ら「いじめ」をなくす機運を高め、安全で安心できる楽しい学校づくりをめざす。

 

サミットの歩み

 これまでのサミットの主な活動内容を紹介します。クリックすると、それぞれの回の詳しい内容がご覧いただけます。 

 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回

 

第1回 平成25(2013)年度

「おやまっ子いじめゼロ宣言」の作成

 

【グループ協議1】 

 「いじめられている子は、どんな気持ちだろう?」

 いじめられている子の気持ちについて考え、意見を出し合いました。

グループでの話し合いの様子

【グループ協議2】 

 「いじめゼロに向けて、大切なこととは?」

以下の三つの視点をもとに話し合いました。

  1.  「心」 どんな気持ちが大切か
  2.  「行動」 何ができるか
  3.  「願い」 どんな学校・学級にしたいか

 話合いで出されたキーワードをもとに、グループで宣言文を作成し、発表しました。

グループ協議の様子

【いじめゼロ宣言の作成】

 グループの宣言文をもとに「おやまっ子いじめゼロ宣言」を作成し、発表しました。

宣言文の発表

おやまっ子 いじめゼロ宣言

 いじめという絶対に許されない行為に、私たち自らの力で立ち向かい、私たち自らの手で、いじめのない、そしてみんなが夢や希望をもって生活できる学校づくりをするために、次のことを、私たち自身の言葉で宣言します。

  1. 相手のことを考え、困っていたり、悩んでいたりする人を見過ごしません
  2. 元気のない友達に声をかけ、進んで助ける優しさと、一歩踏み出す勇気をもちます
  3. 一人一人のよい所をたくさん見つけ、誰もが仲間であるという気持ちを大切にします
  4. 「おはよう、ごめんね、ありがとう」心を込めて伝えます
  5. お互いに助け合い、はげまし合い、みんなが笑顔で過ごせる学校にします

グループで作成した宣言文の掲示

↑各グループで作成した宣言文を掲示し、読み合う様子

 この宣言文をもとに「おやまっ子 いじめゼロ宣言」が作成されました。

いじめゼロ子どもサミット    

第1回いじめゼロ子どもサミット実行委員長       

 サミットを通して僕は、参加している小山市の全小中学校の代表のみんなの熱意に、心を打たれました。いじめをなくすために考えていく中で、僕は考えを発表するより、話合いの中で学ぶことのほうがはるかに多かったと思います。僕はここで、自分のいじめに対する意識の低さがとても感じられた気がします。サミットで僕たちが採択した宣言文は、どれも「なるほど」と思えるものが多く、宣言文が5つ完成したときは思わず声が出てしまうほどすばらしいものばかりでした。

 サミットを終えて僕は、とてもたくさんのことを学ぶことができたと感じています。しかし、ここで終わりではありません。いじめゼロ子ども宣言をもとに、いじめゼロに向けて僕たち一人一人が活動することがこれからの課題です。そしていじめのない小山市になるよう、がんばっていきたいと思います

(家庭向け人権啓発紙「ほほえみ」第39号より抜粋)

実行委員話し合いの様子

↑実行委員が、各グループの宣言文をもとに「おやまっ子いじめゼロ宣言」を作成している様子

第2回 平成26(2014)年度

いじめゼロスローガンの作成 

 

【グループ協議1】

「いじめゼロに向けて取組んでいること」

 いじめゼロ宣言を振り返り、各自で取組んでいることやできていることについて情報を共有しました。

 例えば、「宣言3 一人一人のよい所をたくさん見つけ、誰もが仲間であるという気持ちを大切にします」について取組んでいることは…

  • みんなのために進んで行動している友達を見つけて帰りの会で発表している。
  • 友達が苦手なことをやっていてうまくいかない場面でも、必ずよい所があるから見つけようとした。
グループ協議の様子

【グループ協議2】

「小・中学校共通の取組」

 できているところをさらに伸ばしていく、進めていくために、小・中学校共通でできる取組について話し合いました。

 右の写真のように、多くの学校関係者がサミットを参観しました。各学校での取組につなげるためです。

会場の様子

【中学校区のいじめゼロスローガン作成】

 グループ協議での意見と「おやまっ子いじめゼロ宣言」をもとに、各中学校区ごとに小中学校共通の「いじめゼロスローガン」を作成し、発表しました。

 
中学校区 いじめゼロスローガン
小山 みんなで声をかけ合い 広げよう 友の輪
小山第二

一人一人を理解して、みんなでつくる仲間の“わ”を大切にします

小山第三

明るいあいさつをきっかけに 会話がはずむ楽しい学校にしよう

小山城南 おたがいに認め合い 言葉で伝え 心で向き合う
乙女

みんなで一緒に助け合い、励まし合い、なぐさめ合い、困っている友達を見過ごさずに、一人一人のよいところを大切にしよう

間々田

相手の気持ちを考え、声をかける勇気と優しさをもち続けよう

大谷

みんながみんなを思いやり笑顔で過ごせる学校づくり

豊田

優しい気持ちと勇気を持っていじめをしない 起こさせない

美田

勇気をもって、手をとりあい、笑顔の花を咲かせます

共に助け、考え合った友達が そばにいてくれる喜びを大切にします

自分から笑顔であいさつをして 友達の輪を広げていきます

発表の様子

スローガンスローガンスローガン

参加者の感想より(以下、参加者アンケートより抜粋)

  • このサミットは中学生と小学生がふれ合える場でとても楽しかったです。でも、楽しいだけでなく、このサミットが何のためにあるのか、何のために「おやまっ子いじめゼロ宣言」があるのか考えるきっかけにもなりました。今後このサミットで感じたこと、わかったことを自分の小学校のみんなに伝えたいと思います。
  • 普段なかなか話し合わない「いじめ」についてたくさん話せてよい経験になった。今日のこの話合いはとても大切な時間であり、決まったスローガンはかけがえのないもの。でも一番大切なのは、何のために考え、これからどうするか。自他を大切にするために考え、作成したという思いをスローガンとともに伝えたい。
会場全体の様子

第3回 平成27(2015)年度

 いじめゼロに向けたグッドな取組を紹介しよう

 

【グループ協議】

「グッドな取組を紹介しあう」

グループ協議の様子 グループ協議の様子

 おやまっ子いじめゼロ宣言にもとづいた学校や個人での取組を紹介し、情報交換を行いました。

(以下、グループ協議で紹介された取組より抜粋)

 

1 相手のことを考え、困っていたり、悩んでいたりする人を見過ごしません

  • 一人ぼっちの友達に○○してあげる、という考え方ではなく、一緒に学校生活を楽しめる工夫をする。
  • 教育相談や相談カードでは、自分のことだけでなく、困っている人についても書いた。

2 元気のない友達に声をかけ、進んで助ける優しさと、一歩踏み出す勇気をもちます

  • 困っている人に進んで声をかけ、相談相手になった。
  • 標語や作文を作成し、一人一人が「いじめ」という問題を意識するようにした。

3 一人一人のよい所をたくさん見つけ、誰もが仲間であるという気持ちを大切にします

  • 一分間スピーチからその人の理解が深まり、よさを見つけることができた。
  • 1年生を迎える会では、8ヶ国の言葉であいさつし、名刺交換のゲームをして交流した。

4 「おはよう、ごめんね、ありがとう」心を込めて伝えます

  • 委員会や生徒会であいさつ運動をし、学校全体であいさつする雰囲気を作った。
  • 相手の目を見て、気持ちが伝わるようにあいさつした。

5 お互いに助け合い、はげまし合い、みんなが笑顔で過ごせる学校にします

  • 運動会の練習では、「がんばろう」「どんまい」などの声かけをしながら取り組んだ。
  • 学校行事では、学級や学年を越えて協力した。

【協議の振り返り】

 協議の後、それぞれが他の学校の取組や自分の学校の取組について振り返りました。(以下、参加者の振り返りシートより抜粋)

  • 雰囲気を明るくする取組がありました。あいさつから雰囲気を作り、明るく楽しい学校にできるようにと思いました。
  • 他の小学校の「自分たちの考えた係活動でそれぞれが特技をいかして、楽しいクラスづくりをしている」という取組が参考になった。楽しいクラスになればいじめはなくなると思うし、する人もいなくなると思ったので取り組みたい。
  • 直接「いじめゼロ」に関係していなくても、友だちと仲よくすることから、仲よく協力できるようになり、いじめゼロにつながると思いました。
  • やはり、いじめをなくすには、一人一人が相手の気持ちを考えて行動することが大切だと実感しました。そのためには、友との絆や信頼関係を築いたり、悩みを相談したりできる環境づくりが必要だと思いました。

【発表】

「いじめゼロに向けてがんばりたいこと、続けていきたいこと」

グループ内で発表した後、グループごとに全体で発表しました。(以下、発表に使用したスライドより抜粋)

  • 1年生から6年生までが仲良く過ごせるように、上級生が進んであいさつをしたり、声をかけたりして、一人になってしまう人がいない、毎日楽しい学校にしたい。
  • お互いのよいところやがんばっているところを認めて、いっしょにがんばっていける学級や学校にしたい。
  • 自分は必要とされている、自分の代わりはいないと思えるような、一人一人が生き生きと活動できる学校にしたい。
  • 周りに気を配り、もし悪いことをしていたら、止める勇気、悪いほうに流されないという強い意志をもちたい。

グループ協議の様子

発表の様子

 第4回 平成28(2016)年度

いじめを見つけたとき、傍観者にならないために

 

【グループ内で紹介・発表】

グループ協議の様子 グループ協議の様子

  1. 各学校での取組の中から「傍観者にならない」ことにつながる取組を紹介
  2. 「傍観者にならないために」どうすればよいのか、各学校で話し合った意見を発表

 それぞれ、以下の視点で分類しながら模造紙にまとめました。

  •  いじめを見つけたとき、または、いじめかな?と思ったときできること
  •  日常生活の中でできること

(以下、各グループの模造紙より抜粋)

いじめを見つけたとき、傍観者にならないために
 

「いじめだ」「いじめかな?」と思ったときできること

日常生活でできること
学校全体で
  • 心のポストやお悩みボックスなどを使って先生に知らせる。
  • アンケートに書く。
  • 心の相談のとき先生に相談する。
  • いじめについて考える時間をもつ。
  • いじめ防止のポスターやスローガンを作り、みんなに見てもらえるよう工夫する。
  • あいさつ運動や行事などを通して、仲間意識を高めたり、いつでも助け合って声をかけあったりしやすい雰囲気をつくっておく。
学級で
  • クラスの話し合いで、保健係が「お悩み相談ポスト」を作ることに決まり、悩んでいる子を見過ごさない工夫をした。
  • 「それはやってはいけないことではないか」「おかしいな」と思ったら、みんなで話し合う。
  • 係活動や当番活動で互いの良さを発表し、声をかけあう機会を増やす。声をかけあう機会が増えれば、見て見ぬふりをすることがなくなる。
  • いじめ防止に向けてクラスで話合い、スローガンや約束をつくる。
個人で
  • 集団でいじめを止める。その際、「みんなで止めよう」と声を上げる最初の一人になれる勇気をもつ。
  • いじめられている人の味方になる。
  • 相談相手になる。
  • いじめられている人や心配な人に声をかけ、「一人じゃないよ」という気持ちをきちんと言葉や態度にして表す。
  • 声をかけ、相手の気持ちを尊重して接する。
  • 周りに目を向け、変化に気づいたり、声をかけたりし、親や先生に相談する。
  • 悪ふざけはいじめの始まりだから、見かけたら注意する。
  • 知らないふりをすることもひきょうなことだと思って行動する。
  • 特定の人だけでなく、いろいろな人に自分から話しかけ、コミュニケーションをとる。

 意見をまとめた模造紙 意見をまとめた模造紙

【グループ協議】

「傍観者にならないために大切なことは」

 なぜ、傍観者にになってしまうのか、傍観者にならないために大切なことは何か、各学校の発表をもとに話し合いました。

 さらに、いじめを見つけたとき、またはいじめかなと思ったとき、傍観者にならないため、自分たちに何ができるか、グループで意見交換を行いました。

【全体発表】

グループのまとめ 発表の様子 発表の様子

 グループ協議での意見や傍観者にならないための取組または、取り組んでみたいことについて発表しました。(以下、発表用ワークシートより抜粋)

 
傍観者にならないための取組 取り組みたい理由
 学級会で「教室からなくしたい言葉」と「教室にあふれさせたい言葉」について話し合った。言葉を大切に使うため、教室に掲示することを決めた。  なくしたい言葉を使うと、誰かが傷つくから。掲示していると、注意しやすく、傍観者が減るから、その取組を自分の学校でもやってみたい。
 いじめだと気付いていない人に気付かせて、助けることができる人を増やす。  いじめだと気づけば、いじめの傍観者はいなくなると思うから。
 ドッジビー大会やウォークラリーなどのレクリエーションで、1~6年生が協力して活動をする。  1~6年生が交流することによって、違う学年の子がいじめられているのを見たとき、知らない子ではないから助けやすいと思う。
 集会を開き、全生徒が「いじめ」について理解できるようにする。  集会を開き、いじめはいけないとう意識をもち、見つけた時に一歩踏み出す勇気をもてるようにする。何が良くて何が悪いのかを明確にし、学校全体でいじめをなくしていけるから。

【実行委員会からのメッセージ】

 今日は、「いじめを見つけた時、傍観者にならないために」何ができるかについて話し合いました。

 私たちのグループでの話し合いの中では、

 「『ダメなものはダメ』とはっきり注意することのできる正義」(正義)

 「一人一人の力は小さくても、それが一つになると大きな力になる団結力」(団結力)

 「どんな小さなことでも一歩踏み出す心」(挑戦)

 これらの3つを大切にし、様々な活動を行うと、「自分は一人ではない!」と勇気が出る。そうすることによって、傍観者が減っていくはずだ!という意見が多数ありました。

 今日は、たくさんの仲間たちと意見を交換することで、「いじめゼロ」に向けて、自分たちの学校の活動を、さらに盛り上げていこうという意識を高めることができたと思います。

 ここで話し合ったことをそれぞれの学校で皆に伝え、自分たちの学校での取組をさらに充実させ、継続していくことが、いじめのないすばらしい学校を作り上げていくことにつながっていくものと、私たちは確信しています。

(実行委員会メッセージより一部抜粋して掲載)

 第5回 平成29(2017)年度

よりよい友だち関係をつくる ~いじめの加害者にならない自分になる~

 

【グループ協議1】

「いじめを生まないコミュニケーションとは」

 実行委員による3つのパターンの劇を見て、二人の気持ちを考え、どの言い方がよい言い方なのか話し合いました。

パターン1:攻撃的自己表現「自分はスッキリ!」

パターン2:アサーティブな表現「自分も相手もスッキリ!」

パターン3:非主張的自己表現「相手はスッキリ!」

 違う劇の設定に沿って、3つのパターンのセリフを考える活動も行いました。

あなたは、どう答える?アサーティブな答え方とは?

  次の時間、文化祭の劇を決めることになりました。休み時間に仲よしのAさんが

 「あの役、つまんなそう。セリフもないし…そうだ、Bにやってもらお!

  だってBはいつも無口だし、しゃべるのも苦手そうだから。」

劇の様子

グループ協議の様子

【グループ協議2】

グループ協議の様子 発表の様子 発表の様子

 「よりよい友だち関係づくりにおいて大切なこととは」

 「学校で実際に取り組んでみたいことは」

 それぞれのテーマについて話し合い、発表しました。

 (以下、グループのワークシートより抜粋)

 
よりよい友だち関係づくりにおいて大切なこと 学校で取り組みたいこと
  • 自分と友だちの違うところは、お互いに尊重し合う。
  • けんかをしても仲直りができる関係はいじめにつながらない。
  • 相手の個性を受け止める心が大切。
  • 自分の考えを相手におしつけるのではなく、相手の意見も尊重して、お互いにわかり合うことが大切。
  • 自分の考えにとらわれず、視野を広くもって友だちに接したい。
  • 相手の気持ちを考え、ときには反省をして、自分の気持ちを優しく伝えたい。
  • もう一度、「いじめゼロ宣言」を見直し、今までの自分の行動を振り返りたい。
  • 多くの人と関わり、その人のよいところや性格などを知っていきたい。
  • 言葉を選び、感情にまかせた発言をしない。
  • 集会などを通して、人の気持ちを考える大切さを全校生徒で共有し、よりよい学校づくりをしていきたい。

【私の決意表明】

 実行委員会からのメッセージを受け、サミットに参加した児童生徒一人一人がいじめゼロに向けた決意を考え、発表しました。(以下、参加者のワークシートより抜粋)

  • いじめになりそうになった時、どうしたらいじめに発展することなく、仲よしでいられるのか、考えて行動しないといけないと思った。
  • 「いじめをなくしたい」そう思っているけれど、もしかしたら知らないうちに相手を傷つけているかもしれない。サミットで考えたことを実践していきたい。
  • いじめは、一人だけが意識するのではなく、全校生徒一人一人が意識して初めてなくなるものだと思うので、全校生徒がいじめについて考えられるよう他の委員会とも連携して考える機会を設けたい。
  • 一人一人の存在と考えを大切にしつつ、自分の考えもしっかり伝え、お互いが理解し合える関係を、より多くの人と築いていきたい。

 第6回 平成30(2018)年度

いじめ撲滅のために 君の力がほしい

 

【これまでの取組と成果をまとめる】

 各校の取組と成果を持ち寄り、中学校区ごとに模造紙にまとめました。

グループ協議の様子 グループ協議の様子 グループ協議の様子

取組の例とその成果(以下、まとめた模造紙より抜粋)
取組 成果
あいさつ運動  コミュニケーションの第一歩であるあいさつをすることで他学年と話しやすい雰囲気を作り出していると思います。そうすることで、嫌なことや悩みごとなどが話しやすくなり、いじめの未然防止につながると思います。
よいところを掲示  すべての人によいところがあることを再確認でき、いじめ防止につながりました。
いじめゼロ集会  いじめについて考えたり、話し合ったりする時間を作ります。話し合いで決まったことを委員会等が実行し、学校全体でいじめゼロに向けて取り組めました。

【発表】

 各中学校区で発表しました。また、参考になる取組についてメモを取りながら、他の学校区の発表を聞きました。

発表の様子 発表の様子 発表の様子

発表用模造紙 取組をまとめた模造紙

【第1回サミット参加者の話】

 どのような思いで「おやまっ子いじめゼロ宣言」を作成したのか、第1回サミットに参加した卒業生から話を聞きました。

【私の決意表明】

いじめを撲滅するために自分が実行することを考え、発表しました。(以下、参加者のワークシートより抜粋)

  • いじめをなくすために、一人一人の個性を大切にしたいです。具体的に、人との違いを受け入れて、その違いは、その人の長所として、「わたしとことりとすずと※」のようにしていきます。(※金子みすゞさんの詩のタイトル)
  • いじめられている子を見つけたら、話を聞きたいです。また、いじめている人がいたら、勇気をもってその人の心を救いたいです。いつでも温かい心をもてる自分になりたいです。
  • いじめが起きないような環境を作るために、あまり話す機会がない人とも接する。また、生徒全員がそれを行えるよう、学校としてそのための活動を行えるようにする。
  • 誰にでも公平に接します。常に相手の悪いところではなく、よいところを見つけます。自分が笑顔であふれる人間になります。

 第7回 令和元(2019)年度

それっていじめのサイン?その時、あなたならどうする?

 

【グループ協議1】

「いじめのサインに気づいたら」

いじめにつながりそうな具体的な場面について、2つの点で話し合い、意見をまとめて発表しました。(以下、ワークシートより抜粋)

≪具体的な場面≫ 

鬼ごっこでいつも鬼になっている子がいる。

≪どうしていじめにつながるのか≫

鬼以外の子だけで楽しんでいる。

→仲間外れになっている。ほかのことでも仲間外れになるのではないか。

≪見かけたときにどのようにしていったらよいか≫

声をかけて、「悪いことをしている」と気付かせる。

いじめられている人によりそって、心を支える。

子どもだけでは解決できないときは、大人に相談する。

 

≪具体的な場面≫

行事などのあと、「お前のせいで負けた」などと言われている。

≪どうしていじめにつながるのか≫

言われた側が言い返せないから。

能力を否定されるから。

≪見かけたときどのようにしていったらよいか≫

言われている人に声をかけ、モチベーションが上がるようにする。

気付いたみんなが声をかけあって、ポジティブな雰囲気にする。

発表

発表

グループ協議の様子

【グループ協議2】

「いじめのおこらない学級って、どんな学級?」

 どんな学級か話合い、そのような学級にするために大切なことやできることは何か考え、発表した。(以下、グループのワークシートより抜粋)

≪いじめのおこらない学級とは≫

・誰とでも仲良くできる

・誰とでも話す

・お互いのことを理解し、認め合っている

・本音で話すことができる

・全員が楽しめる

・自分の意見をみんなが言いやすい

・正しいことがはっきり言える

≪いじめのない学級にするためには≫

・お互いのよいところを知る

・意見を尊重しあう

・個性を受け止める

・一人一人のことをよく知る

・小さなトラブルにもきちんと向き合う

グループ協議の様子

発表

発表の様子

【いじめゼロサミットを振り返って】

(以下、参加者の振り返りシートより抜粋)

  • 他のグループの意見を聞き、いじめのないクラスにするには、いじめの起こらないような雰囲気作りが大切だということがわかりました。自分のクラス、学校全体でいじめの起こらない雰囲気を作っていきたいです。
  • いじめは、いつどこで起こるのかわかりません。今日話し合った「いじめのサイン」を早く見つけて、いじめをなくしていきたいです。
  • グループ協議では、誰か一人が悪者にならないために、皆でフォローし合える関係を築いていこうという結論がでました。自分達が率先してがんばりたいです。

 第8回 令和2(2020)年度

これもいじめ?ネットいじめについて考えよう

 

 

【いじめゼロスローガンづくり】

1 以下の2点について考えるワークシートを配付

 ・新型コロナによる偏見や差別

 ・インターネットによるいじめ

2 家庭やクラスでいじめについて話し合う

3 いじめゼロへの思いをスローガンに表す

動画でスローガンを見よう!<外部リンク>(音楽付き)

動画でスローガンを見よう!<外部リンク>(イラスト付き)

スローガン やさしいめがねで 世界を見よう

【スローガンの活用】

・市内の学校や施設等に掲示

・人権にかかわる研修会で使用

・啓発紙、広報誌への掲載 など

詳しくは、「令和2年度おやまっ子いじめゼロスローガン」のページで

スローガン掲示

【おやまっ子 いじめゼロ宣言 2020‐2021】

・「新型コロナとの闘いを乗り越えるオールとちぎ宣言」を受け、市内の小中学校・義務教育学校の児童生徒に向けて作成

・「おやまっ子いじめゼロスローガンづくり」に寄せられた子どもたちの思いや言葉をもとに作成

・市内の全小・中・義務教育学校の児童生徒に配付、児童生徒への指導に活用

リーフレット おもいやりとやさしさで新型コロナを乗り越えよう

 第9回 令和3(2021)年度

これって正しい使い方?絶対にいじめにつなげないインターネット利用について考えよう

 

【第1回実行委員会(書面)】

・ネットいじめにつながりやすい場面とは

・スローガンづくりを呼びかけるメッセージの作成

うわさがいじめにつながる事例

【いじめゼロスローガンづくり】

・実行委員会の意見をもとに作成したワークシートを配付

・家庭やクラスでいじめについて話し合い、スローガンを作成

動画でスローガンとメッセージを見よう!<外部リンク>

オンラインゲームでのいじめの事例

【第2回実行委員会(書面)】

・意見交換 ・実行委員会からのメッセージの作成

≪実行委員会からのメッセージ≫

児童生徒のみなさんへ

 いじめは、された人にしかわからない苦しみ、心の傷をつくります。軽い気持ちで言った何気ない一言が、誰かにとって心を傷付ける言葉になることもあります。インターネットのいじめも同じです。

 自分が人を傷付ける側にならないためには、どうしたらよいでしょうか。画面の向こう側には、自分と同じように何かを考えたり、感じたりする人がいます。ネット上でも普段と同じように相手のことを考えながらやりとりをすれば、いじめになりません。そのためには、「ネットの正しい使い方」や「ネットモラル」について学ぶことも大切です。

 「これぐらいなら」という軽い気持ちを捨てましょう。そして、一人一人が「いじめにつなげない」ために、自分がどうすべきか考え、行動しましょう。そうすれば、いじめはなくなります。

 いじめをしていい理由なんて存在しません。どんなことがあっても、いじめをしてはいけない。そのようなことを言える人、呼びかける人に一人一人がなりましょう。

おやまっ子いじめゼロスローガンづくり実行委員会

【第3回実行委員会(書面)】

・意見交換

・スローガンの選出

詳しくは、「令和3年度おやまっ子いじめゼロスローガン」のページで

 

スローガン 気づいてる?見えないいじめ 見えない痛み

らしいよね その情報は確かなの?

桜通りに掲示したスローガンの写真

【実行委員として活動に参加して】(以下、実行委員会意見書より抜粋)

  • いじめについて全校生で考えることができた。私自身も「いじめでは?」と思う点があったので、伝えることができてよかった。
  • 一人一人の意識を変えることでいじめはなくすことができると思う。
  • 会うことはできなかったけれど、他の実行委員の意見を読んで、自分の意見をさらに深めたり、違った考えをもつことができた。
  • 改めて「自分らしさ」(個性)の理解と尊重が現実でも、ネットでも大切だと実感した。普段何気なく使っている言葉の裏表にも気付き、相手も自分も気持ちのよい会話ができるようにしたい。

おやまっ子いじめゼロ宣言

 平成25年度に開催されました「第1回いじめゼロ子どもサミット」で各学校代表の小中学生が話し合い、いじめゼロの学校を目指し、作成したものです。

 現在でも市内の小・中・義務教育学校の各教室に掲示され、唱和されています。

 また、この宣言を実行するための取組が各学校で行われています。

 おやまっ子いじめゼロ宣言

おやまのよい子を育てる大人宣言

 平成25年度に開催されました「小山市いじめ等防止市民会議」で、「おやまっ子いじめゼロ宣言」を受けて作成されたものです。地域全体で、いじめゼロを目指すために宣言されました。

 おやまのよい子を育てる大人宣言